よくあるコースと本格フルコース
フレンチのフルコースにも、フレンチレストランやホテルの高級レストランでも一般的なコースと、料理数も多い本格的なフルコースがあります。
よくあるディナーコースやランチのプチコースなどとしても多いパターンは、前菜、スープから始まり、魚料理または肉料理からメインを1品選び、サラダとパンまたはライスと一緒に頂き、デザートとコーヒーまたは紅茶という流れです。
これに対して本格的なフルコースは前菜、スープに続いて魚料理が供され、その後にお口直しをして、次の料理を食べる準備にも役立つシャーベットなどのお口をサッパリさせる冷たいソルベが挟まれます。
一息入れてお腹をリセットさせたところで、肉料理とサラダ、パン又はライス、その後、ケーキやアイスクリームなどのデザートにチョコレートや一口サイズのお菓子などのプチフール、コーヒーまたは紅茶という流れになります。
なお、パンを選ぶと前菜やスープなどの最初の料理からパンが供され、必要に応じてお替わり自由というのがライスのチョイスとは違う点です。
利用目的や予算、お腹の空き具合とも相談して
本格的なフルコースといえば、ホテルなどでの結婚披露宴などお祝いの席や豪華な着席のパーティーなどで登場します。
フレンチレストランやホテル内のフレンチレストランなどでも、魚料理と肉料理の両方が供され、デザートの数も多い本格フルコースを提供していて、料理数が少ないコースと選べるお店もあります。
特別なお祝いや豪華にしたい時には本格フルコースを選んだり、品数が多い分、料金的にも高くなるので奮発したいデートなどで選ばれる方もいます。
ですが、利用目的や予算的な問題だけでなく、お腹の空き具合や日頃の食べる量と相談しつつ選ぶのがおすすめです。
やはり、供された料理は残したくないですから、品数が多いとお腹がいっぱいで食べられなくなってしまう方もいるので、招待されたパーティーなどではなく、ご自身で選べる場合は食べられる量のコースにするのがおすすめです。
マナーは意外にシンプル
フレンチの本格フルコースとなると、テーブルマナーが難しそうと不安になったり、結婚披露宴などで焦ってしまう方もいます。
ですが、ルールは意外にシンプルですので落ち着いて、隣り合った方と会話を楽しみながら繊細なコース料理を堪能しましょう。
基本的には並べられているカトラリーの外側から使っていけばOKです。
もし、間違えてしまってもホールのスタッフの方に伝えれば、さりげなくフォローしてくれますから安心してください。
後は音などを立てずに頂き、食べ方が分からない時は、そっと周囲の方を観察してから頂きましょう。