フレンチレストランの種類
フレンチ(フランス料理)というと、日本では「格式が高そう」「敷居が高い」「なんだか怖い」という堅苦しいイメージが先行して怯えてしまう方も多いようです。
しかし、フレンチレストランにもいろいろな種類があり、気軽に食事を楽しめるお店も多くあります。
そこでまずフレンチレストランの種類をご説明いたします。
まずは「グランメゾン」最も格式の高い、超高級フランス料理店です。
「オーベルジュ」になるとレストランに宿泊施設が付属するタイプのものになります。
この二つにはドレスコードがある場合もありますので、注意が必要です。
ここからは気軽に楽しめるタイプのお店のご紹介です。
「ビストロ」は居酒屋を意味していますが、どちらかというとお食事を楽しむタイプのお店です。
「ブラッセリー」になるとアルコールを主体として、それに合うお料理を提供するお店になります。
「カフェ」は日本の喫茶店と同様にお茶と軽食が楽しめ、お店によっては夜はアルコールメニューがある場合があります。
フレンチは地方によって特色が豊か
フランスは地方ごとの特産物が多彩であるため、地方色がとても豊かです。
そこで、フランスの中心部であるイルドフランス、東部のブルゴーニュ、北東部のアルザス、北西部のブルターニュ、南西部のバスクのそれぞれのお料理について簡単にご紹介します。
イルドフランスでは森林が多いため、ジビエ(野鳥獣)の料理が盛んです。
代表的なもので言うと野生の鴨や鹿などがあげられます。
野性味あふれるその味わいは、秋冬の狩猟シーズンの名物です。
ブルゴーニュは言わずと知れたワインの名産地です。
そのためお料理にもワインを使った煮込み料理がおすすめです。
フレンチを語るうえで絶対に外してはいけない、エスカルゴもこちらの地方の名物です。
アルザスのお料理はドイツの影響を強く受けました。
山の地方であるので、ソーセージやパテなどの加工肉食品がおいしいです。
乳酸発酵させたキャベツと豚肉、ジャガイモを煮込んだシュークルートなどは、まさしくドイツ風と感じる方も多いはずです。
ブルターニュは海に面していることから、魚介料理が豊富です。
陸上では畜産も盛んなため、乳製品にも恵まれています。
やせた土地のためそば粉を主食としていたこの地方では、そば粉で作ったクレープ状の料理ガレットが名物で、特産品のおいしいチーズをたっぷりと乗せるとたまりません。
バスク地方は海と山の幸に恵まれたため、魚介類もお肉も、どちらの郷土料理も個性が豊かです。
特に魚介料理ではお米と一緒に食べることが多いため、日本人にとってもなじみやすいお料理が多くあります。
気軽に楽しみましょう
地方色豊かなフレンチ、肩ひじ張らずに楽しめるお店を見付けて気軽に楽しんでくださいね。
その時にはおいしいフランスワインや、甘酸っぱいシードルも楽しんでみてはいかがでしょう。